南砺市立福光美術館

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2026.08.14
「生きることのコンポスト」作品紹介⑤

現在、福光美術館では、企画展「生きることのコンポスト」が開催中です。気鋭の現代アート作家たちが集まり、ここ南砺の地で、とても刺激的な、注目すべき展示を行っています。今回はその中から、宮崎竜成+宮崎寿裕の作品をご紹介します。

企画展示室に入って右手に3台のモニターが並んでいます。まず目に入るのは一番左側のモニター。一人の男性が、明らかに職業的に熟練した手つきで、精肉の塊を切り分けつつ、今行っている作業の意味や、肉の加工・販売・消費の過程に関わるさまざまな考察を語り続けています。この男性は、精肉加工販売店「京都みや喜」の経営者・宮崎寿裕さん。彼にインタビューしているのは、その子であり、本展キュレーターでもある現代美術作家・宮崎竜成さんです。寿裕さんの論理的な語りと、巧みに捌かれる肉の映像とが、たとえば、切り分けられることによって肉が高価になってゆく不思議さなど、「価値」というものの奇妙な本質を浮き彫りにしてゆきます(「肉のエチュード」)。右の2つのモニターは、寿裕さんと竜成さんが、「あぶら」というキーワードを軸に、「油絵=西洋絵画」と「肉の脂」それぞれの歴史を、図を描きながら語ります(「あぶらについて(あるいは美しさについて)」)。

竜成さんが牛脂で作った石鹸(「清潔なかたち」)や高校時代に古典技法で描いた祖父の肖像画(「宮崎喜代晴像」)も展示されています。

最終日の8月23日(日)には、美術館前の広場に、飲食マルシェも出店します。多数のご来場をお待ちしております。

企画展「生きることのコンポスト」は8月23日(日)まで。

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