館長の部屋

はじめての棟方志功展

 

北陸新幹線開業に先立ち、開会。

福光疎開で、棟方志功に何が起きたか。
その精神世界に正面から、踏み込んだ、はじめての企画展。

オープニング。田中市長挨拶から、テープカットへ。

 

待ちかねたように、どっと。

 

高岡善興寺蔵の「御二河白道図」は、目玉のひとつ。
本堂の暗い、高いところに掲出。
それが、眼前で見られる。つい最近、描かれたような鮮やかさ。

もう一つのお宝。白道舎襖絵と書。

棟方志功を真宗の他力本願の、宗旨に開眼させたのは、
南砺の吉田龍象さんの白道舎道場でのお座である。


講話に感動した棟方さんは、一気に襖絵と書を描きあげている。

 

記念講演は、大谷大学元学長  木村宣彰先生。

棟方志功とからめて、巷間使われている、
土徳ということばは、ふさわしくない、とも。

あまりの人気で、200人近くが聴講。
駐車場は満車。椅子が足りなくて、
事務所の椅子まで総動員する騒ぎ。
――
うれしい悲鳴。