館長の部屋

第2回 ザ・セッション!Artの俊英展

となみ野を中心に活動する26名の現代美術作家の平面絵画や立体造形、生け花、伝統工芸作品まで幅広く紹介。各種イベントも盛り沢山の展覧会です。

展覧会名  第2回 ザ・セッション!Artの俊英展
会  期  3月9日(土)~4月7日(日)
開  館  9:00~17:00
休  館  火曜日、祝日の翌平日
料  金  一般400円、高大200円、中学生以下無料

俊英展 チラシ 両面  

関連イベント(会場:南砺市立福光美術館)
<オープニングミニコンサート>
 3月9日(土)9:30~
 歌手:林道美有紀
<チェーンソーカービングによる氷彫刻>
 3月9日(土)11:00~(彫刻家:辻和志、中山孝司)
<造形作品と生け花のコラボレーション>
 3月17日(日)13:00~
 立体造形作品に草月流の生け込みを実演(草月流:高田圭子)

ワークショップのご案内
<世界に一つだけのお盆の制作>
 内容:工芸の技法による木の盆の制作
 3月23日(土)9:30~16:00(中学生以上)
 参加費:2500円
<コラージュで思い出ワールド>
 内容:思い出の写真をリボンや布などの素材にコラージュし作品にします。
 3月24日(日)9:30~正午、13:30~16:00(中学生以上)
 参加費:無料
申込:美術館までご連絡ください。(電話0763-52-7576)
 

第1回展の作品解説の様子

常設展示場をリニューアルしました

築18年にもなると、設備にもトラブル。そこで2階常設展示場の空調をメンテナンスしました。

せっかくの機会を利用して、お化粧しなおしと、展示レイアウトを一新いたしました。具体的には、棟方志功の作品と石崎光瑤の代表作を、すっぽりと入れ替え。さらに、2つの間仕切りを合体させて大きい空間を確保できました。ウインドー内部の壁紙を張り替えて、さらに枠周りや天井と壁面をすべて新しく塗装しています。日本の色名でいえば「枯れ色」、枯葉の色です。光瑤の日本画、棟方の板画や倭画(やまとが)に会う色です。

実は、私が20代初めのころ、富山市のデスプレイ会社の社長に招かれて勤務したことがあります。社長は北陸照明学会役員や、塗装の世界の先生。インテリアのデザインにかかわったことがあり、今回の改装にその経験が役に立ちました。

スタッフの評判もすこぶる良くて「これがいつも見ていた作品とは思えな~い」と、びっくり。鑑賞のための空間が、こんなに大切なものかと認識を新たにしています。常設展示場の作品のグレードが高くなって、団体・グループのみなさんに解説するのにも力が入ります。照明もLEDに順次切り替えています。新しく?なった、棟方さんの二菩薩釈迦十大弟子に、ぜひご対面ください。

(ちなみに、この作品、テレビ番組「なんでも鑑定団」で1億円の値段がついて全国で話題に。よく電話で問い合わせがあります)