館長の部屋

秋も深まり

福光美術館では、南砺市美術展へ向け準備中です。都合上2Fコレクション室は閉鎖中ですが、常設展示室では石崎光瑤と棟方志功の作品をたっぷりとご覧頂くことができます。

今年の紅葉はとてもきれいです!美術館前の街路樹の紅葉も、背負う緑の中に赤を散らせるかのよう。目にも鮮やかです。

 

毎年恒例の徳兵衛桜の冬咲きがはじまりました。花の数は多くはありませんが、紅葉した山とともに見る桜は春とはまた違った趣があります。

赤トンボと一緒に

 

美術館の駐車場にはどんぐりも落ちていました。

 

秋の美術館も魅力いっぱいです。南砺市展は11月17日(土)から始まり、25日(日)まで開催いたします。みなさんのたくさんのご来館、お待ちしております!

 

ご覧いただけましたでしょうか

11月4日(日)まで、棟方志功―広大無辺の書の世界展を企画展示室で開催しております。楽しみ方がいっぱいあります。先ずは迫力ある字に圧倒されます。そして、軸の表具に驚きます。おしゃれなのです。次に、落款。押してある場所が様々。それも横向き、中には逆さまに押されてあるものも。もうこれは、ご覧いただくしかありません。

ぜひぜひ、この機会に福光美術館に足を運んでください。美術館の庭木も紅葉していて美しい時期です。

14歳の挑戦が始まっています

今年も14歳の挑戦が始まりました。

福光美術館では、10月1日から5日まで、福光中学校の2年生1名が美術館の仕事に挑戦しています。

5日目の今日は、ホームページの記事作成ということで、4日間の活動をまとめてもらいましたのでご紹介します。

 

 

14歳の挑戦1日目は、館内を案内してもらいました。
美術館には常設展示室と企画展示室とコレクション室がありました。
常設展示室には、棟方志功さんや石崎光瑤さんの日本画や版画などの作品がたくさんありました。
企画展示室には、棟方志功さんの書いた字がたくさん飾ってありました。
コレクション室には松村秀太郎さんが作った銅像が飾ってありました。そのあとに愛染苑に行って中を案内してもらいました。

 

14歳に挑戦2日目は、愛染苑の展示替えの手伝いをしました。
愛染苑では、作品が乾燥しすぎないようにガラスケースの中に水の入ったコップを入れているということがわかりました。
そんなところにまで気を使っているのがとてもすごいと思いました。

 

14歳の挑戦3日目は、美術品を見に来たお客さんのチケットをちぎるということをやりました。
僕はチケットをちぎるのがとても遅かったけど、係の方はとても速くて流石だなと思いました。
午後からは駐車場の白線引きをしました。


 

14歳の挑戦4日目は、掛軸の掛け方を教えていただきました。
掛けるところまではうまくいったのですが片づけるときに落としそうになってひやひやしました。

 

フクロウ、現る!

美術館の周りにはさまざまな野鳥が見られます。

このはく製は、不運にも美術館の壁に激突して亡くなっていたフクロウなんだそうです。立派な翼に、力強い脚。猛禽類らしい鋭い爪が怖いけれど、大きな目がかわいいですよね。本当にこの辺りにこんなに大きな野鳥が居るんだ!とびっくりしていたのですが、きょう、ホールのガラスを見てまたびっくり。

こ、これは!魚拓ならぬ、鳥拓。立派な羽と、丸い顔がはっきり見えます。夜間にぶつかったのでしょうか…

地面には羽も落ちていなかったので、きっとそのまま飛び去ったのだろうと思いますが、ひょっとするとはく製の彼の子孫なのかもしれないですね。

先日は駐車場から「キョロロロロ・・・・」と聞きなれない鳥の声がしました。調べてみたところ、アカショウビンの雄の声だそうです。カワセミの仲間で赤い体を持つアカショウビン。姿は見えなかったのですが、そんな野鳥までこの美術館の周りに来ているなんて感動です。写真の撮り方を学んで、一眼レフで美術館の周りに生息する野鳥や昆虫、動物を撮影をしてみたいものです。

さて、昨日から始まりました「〈いのち〉を写す 石崎光瑤の視点と表現  -写生・下絵・写真-」は好評開催中です!南砺市(旧福光町)出身の石崎光瑤も、幼少期はこのあたりの自然をいっぱいに吸収し、感動し、写生をしました。画家の基礎となる写生にスポットを当てたこの度の展覧会では、普段は一堂に展示する機会の少ない、素晴らしい写生画の数々をご覧いただくことができます。命を写そうとする、光瑤の、鳥や花に向ける眼差し。筆遣いや鉛筆の走り。より身近に石崎光瑤という画家を感じることができます。

また、この度富山県[立山博物館]さまからお借りした、大正5年~6年にかけて行ったインドでの写真を展示しております。石崎光瑤が体験した当時のインドの情景、登攀したヒマラヤの峰々を見ることができます。

石川県立美術館では22日まで、「若冲と光瑤展」も開催中です。福光美術館から車で34分です。是非あわせてご覧いただけると幸いです。

皆様のたくさんのご来館、お待ちしております!

段々夏に近づいてきましたね

美術館のホールから見える庭の緑が、だんだん深い緑になってきました。庭の木々の向こうに見える桑山も一層鮮やかな色に。

この桑山には、おもしろい神話があります。

……むかしむかし越中の立山と加賀の白山が、背丈比べをしました。山の神さまは、より一層自分の山が高くなるように、頂上に石や土を運びました。そのうち立山も白山もてっぺんが雲の上を越え、土石を運ぶのも難しくなってきました。とうとう白山の神さまは、これ以上積むことができませんと、力余って一鍬分を投げ外してしまい、砺波の川上の里、石黒の庄へ落としてしまいました。その落ちた「一鍬分」が「桑(鍬)山」となったそうです。

参考:昭和30年広報ふくみつ『桑山の名の起り』

戦後、福光で暮らした棟方志功も、この桑山を好んでよく訪れ、描きました。現在常設展示室では、桑山をモチーフとした肉筆画を2点を展示しています。

左:「福光風光の源玄」

右:「立山と医王山と法林寺村之図」

 

ホールに広がるうつくしい緑と桑山、そして棟方が描いた桑山の作品、ぜひご覧下さい。

企画展「安野光雅 花の世界」は6月24日までです。皆様のご来館、お待ちしております!

 

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