常設展、冬の展示をしています 

棟方志功の愛すべき小品群『流離抄板画巻』全31点の内16点を展示しています。言葉からインスピレーションを受ける志功が吉井勇の短歌に板画をつけ、彩色を施しています。この作品について棟方は、

「流離抄板画巻は、板画の楽しさだけで作ったものです。どれが立派で、どれが悪いといえないのです。あたかも水平線のようなといいましょうか、三十一枚が並行してできたのです。わたくしには、このように、水平線にできたという思いの作品はなかなかありません。板画でそういった思いをたてられたのは、これがはじめてです」

と言っています。

棟方作品ではその他、代表作の二菩薩釈迦十大弟子、華狩頌などの作品にも出会えます。

石崎光瑤の展示では、『燦雨』『雪』『奔湍』などの代表作が並びます。勢いよく押し流される川を描いた『奔湍』と呼応して、下絵の『波』も展示しましたが、よく見ると同じ波でも表現がまるで違います。ぜひ見比べてみてください。

 

今回の展示は3月14日まで。