常設展示室の展示替えを行いました。

現在、企画展は開催されておりません(9/17より なんとの至宝展Part5 生誕120年 文人 谷聴泉展 が開催されます)

福光美術館の常設作家、魂を彫る板画家 棟方志功、絢爛の花鳥画家 石崎光瑤の展示室の作品替えを行いました。

棟方志功展示室

棟方志功の展示室では、志功が版画に取り組んだ初期の作品「星座の花嫁」から3作品を展示。また福光疎開時代に河童が出るという川に自ら「瞞着川(だましがわ)」と名付けて散文を創作し、その詩を入れて制作した「瞞着川板画巻」や、花札の図柄をテーマにして12か月をデザインした「柳緑花紅頌」から5作品を展示のほか、福光時代の作品を中心に書・倭画など多岐にわたる創作活動ジャンルの作品をご紹介しています。また、代表作「二菩薩釈迦十大弟子」も引き続いて展示しています。

 

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石崎光瑤の展示室では、昨年新たに館収蔵品となった「豊穰(ほうじょう)」を初めて展示しました。この作品は昭和5年にローマで開催された「羅馬日本美術展覧会」に出品されたもので、同展に出品された「藤花孔雀之図」と並んで展示中です。

石崎光瑤展示室

豊穰(左)藤花孔雀之図

また、23歳頃に描いた「松に孔雀」は、円山応挙作品の模写ながらも高い画力で自身の作品に昇華させようとした跡がうかがえます。このほか空間美を意識した円熟期の「惜春(せきしゅん)」、石崎には珍しく鳥以外の動物を描いた「遊兎(ゆうと)」など、各年代の作品を展示しています。

次回展示替えは9月7日の予定です。ぜひこの機会に福光美術館にお越しください。