館長の部屋

雪梁舎美術館とは

日本中のあの街、この町に、赤い丸のなかに雄鶏が時を告げる「コメリ」のマークを、よく見かけますね。全国になんと1000店ものチェーン店があります。新潟に本社のある(株)コメリは現会長の捧賢一さんが創業された元気のいい会社です。苦労人の会長は、利益の一部を社会へ還元しようと、いろんな活動をされていることで有名です。なかでも、雪梁舎という美術館を設立され、若い芸術家を育てる「フイレンツェ大賞」は有名です。大賞受賞者は、長期間フイレンツェへ留学させてもらえます。美術館の最大のコレクションは、棟方志功。6年前に縁あって、棟方志功企画展のアドバイスなどお手伝いしました。今回、南砺市立福光美術館への貸し出しについて、格別のご配慮をいただき、コレクションの中から57点の棟方作品を展示することができました。捧ご夫妻あっての今回の企画実現です。21日(土)午前9:30開会式、作品解説のあと、10時すぎから捧理事長のご講演をいただきます。ふだんは作品貸し出し、講演会はすべて断っておられるだけに、南砺市への応援は異例で、誠にありがたいことです。

捧 賢一 ご夫妻

 

作家の予知能力のこと

作家は世の東西を問わず時代の風を敏感に嗅ぎとる予知能力がある。現在開催中の「ザ・セッション!Artの俊英展」の会場で見かけた陶芸家・藤井一範さんの「時の棺」はまさにその典型であろう。

3年前、チェリノブイリの原発事故をイメージした爆陶シリーズの再構成だとのこと。人為を超えた造形が見る人に強烈なメッセージを放つ。4月1日まで。

10 / 10« 先頭...678910