館長の部屋

シジュウカラ

緑が深い色になってきました。福光美術館前庭

先日、郵便受けを確認するために外に出たら、とてもいい声が響いてきました。なんの鳥だろう…と目の前の木を見ると小鳥が。分かりますでしょうか?

ここです…

ここ!

遠くて上手に撮れませんでした…

ほっぺの白、羽に一本入っている白い線、首の後ろが淡く黄緑になっているのが特徴のシジュウカラ(四十雀)です。日本全国、山地、平地、住宅地と広く分布しているようです。

実は今、常設展示室にて展示している石崎光瑤の作品「紅楓」にもシジュウガラが描かれています。

 「紅楓」 昭和6年作

石崎光瑤がはじめて師事したのは琳派の絵師 山本光一。雅号の「光瑤」は、光一から正統な後継者として認められ、「光」の一字を頂いたものです。のちに竹内栖鳳のもとで絵を追求していきながら、生涯、琳派で学んだことを大事にしました。その姿勢はこの作品からも窺うことができます。

荒々しく抽象化した木の幹。装飾的なもみじの葉。単純化された自然の中で小鳥たちが飛び交っています。

木に留まるシジュウカラ(作品部分/右下)

 

「森の藤」とともに展示中

「紅楓」は大正4年作「森の藤」の対として依頼され、17年ののちに制作されました。一対でありながら、違う作風をたのしむことができます。

現在の展示は8月21日までを予定しています。皆様のご来館、お待ちしております!