常設展示室 冬季展示

12月19日、2017年最後となる常設展示室の展示替えを行いました。

 

棟方志功の展示室には新しく、「星座の花嫁」3点、「女人鷹の柵」、「流離抄板画柵」3点、「無」、「柳緑花紅頌」4点などを展示いたしました。寒い冬に心温まるようなカラフルな展示となりました。

正面には八曲一双屏風の「美魅寿玖の図」。常設が増築されて2年経ちましたが、初の展示です。墨の飛沫、滲みを生かして大胆に描かれた朴の木に、たくさんのミミズクが留まっている作品です。ひょうきんにも見えるミミズクは、緑青の岩絵の具を使って描かれています。

 

石崎光瑤の展示室では、「藤花孔雀之図」、「春暁」、「春光」、「朝陽双鶴」、初公開「寒梅」の軸作品に加え、若書きの作品「富山湾真景図」、代表作「燦雨」、初公開「隆冬」などの屏風作品を新しく展示いたしました。

 

左から富山湾真景図、雪、隆冬

左から寒梅、朝陽双鶴、春光、春暁

 

 

左:隆冬 右:燦雨

新収蔵「隆冬」は長年行方知れずとなっていた作品です。昭和15年開催の紀元二千六百年奉祝展に出品され、曇天を背景にはばたく野生の水鳥たちの群れが描かれています。迫力に満ちた画面からは、冬を乗り越えようとする力強い羽音が聞こえてくるかのようです。厳しさの中に自然の美しさが垣間見える作品です。

 

展示期間は2018年4月9日(月)まで。皆様のご来館お待ちしております。