常設展示室の展示替を行いました。

石崎光瑤展示室では、没後70年を記念して、大正5年から6年にかけてのインド取材旅行で描いた山岳・花鳥などの写生画巻を特別展示しております。光瑤はこの取材旅行から帰国後、2年連続で官展特選を受賞し名声を確立しています。

棟方志功展示室では、棟方の代表作である二菩薩釈迦十大弟子屏風(寄託作品)を展示。この作品、二菩薩が「文殊」「普賢」と墨書されています。棟方は昭和20年4月に戦火を避け家族で福光(富山県)に疎開しますが、その直後東京大空襲で自宅は多くの版木とともに焼失します。このとき十大弟子の版木はすでに福光に疎開していたので無事でした。福光に居を構えた棟方は昭和23年二菩薩を再刻するので、この屏風は版木焼失から再刻までの間に作られたもの。書も得意とした棟方らしさが現れた貴重な作品です。この機会をお見逃しなく。

石崎光瑤 第一次印度旅行写生画巻

棟方志功 二菩薩釈迦十大弟子屏風

このほかにも多くの作品を展示しています。

◇石崎光瑤展示室:「無憂樹八色鳥」「長春」(以上新収蔵作品)、「麗日風鳥」「松に孔雀」「雪」「藤花孔雀之図」「豊穰」「森の藤」「紅風」「「寂光」「緑蔭」富貴草」、下絵「ヤマドリ 雌」、写真「マハデュム峰」

◇棟方志功展示室:「ミシシッピー河の自板像の柵」「海恩女版画柵」「牛丑の柵」「不来方版画柵」「四神板経天井画柵 天妃鼓笛す」「流離抄板画柵」3点、「鍾渓頌」5点、「歓喜頌」「華狩頌」「四季福光風景」4点、「黄衣菩薩図」「雙華甕之壷」

お気軽に福光美術館にお寄りください。